ブログを更新する傍ら、「何かの役に立てばいいかな」と思いクラウドソーシングのランサーズで見つけた、某キュレーションメディアのライティングを半年くらい続けてきました。
しかし、12月で契約を終えることにしました。
守秘義務とかあると思うのでサイト名は伏せますが、WELQ(ウェルク)ではありません。
あと、DeNA関連でもありません。
せっかく経験したことはちゃんとアウトプットしておこう!ということで、副業で半年間ライティング記事を書いてきて感じたメリットやデメリットについて書いてみます。
まったくやったことないけど、ブログがなかなか稼げるようにならないから試しにやってみようと思っている方の参考になれば幸いです。
1文字1円ライターの仕事
1文字1円というのは大体です。わたしが担当したのはキュレーションメディアのキュレーターとして記事を書くこと。
毎月テーマとカテゴリで記事を割り振られ、納期までにそれを納品するというお仕事。
キュレーションサイトに投稿したことがある人はわかると思いますが、
- 見出し
- 画像
- テキスト
- 引用
などなどを差し込む機能がテンプレ的についており、それに沿って投稿します。
一般の人が投稿するのと違うのは、レギュレーションが非常に細かく定められているところです。
ぱっと思いつくだけでも
- 文字数
- 数字記号の半角全角指定
- 漢字、ひらがなのつかいわけ
- 画像引用のルール
- 文章引用の可否
- 句読点の打ち方
- 住所の表記
とかがかなり細かく定められています。
まあ、最初は苦戦するのですが、すぐに慣れます。
受注から納品までの流れ
- 月の後半に翌月の担当記事とテーマをしらせてもらう
- 期日までに書きまくる
- URLを知らせる
- 担当チェック&修正指示
- 修正し納品
- OKがでたら納品完了
こんな感じです。
この辺もすぐになれるので、だんだんスムーズになります。
キューションライターのメリット
- スキルがなくても確実にお金が貰える
- 書くのが早くなる
- 実績を得られる
スキルがなくても確実にお金が貰える
これは、そのまんまです。
仕事をとるのにスキルは必要ありません。未経験大歓迎みたいな求人はたくさんでていますので、応募しまくればかならずどこか引っかかります。
テストライティングみたいのをさせてくれるところもあるので、やってみたら全然書けなかった・・・なんてこともたぶんないと思います。
最初っからあまり欲を出し過ぎると、「作業が追いつかずに納品できなかった」なんてこともあり得るので気をつけたいところですが、まあ余裕をもって本数を少なめに受けておけば問題なく納期に間に合うでしょう。
ただ、これは希少性に対して発生する報酬ではなく、作業に対して発生する報酬です。
やった分だけお金はもらえますが、わたしは2,000文字のキュレーション記事を1時間とかでは書けないので、時給換算するとかなり効率がわるい仕事でした。
まあ、でも消費した時間分は稼げるので「空いた時間に少しでもお金を稼ぎたい」という人にはメリットと言えるでしょう。
書くのが早くなる
対象のキュレーションメディアで書くということに関しては、やればやるほど確実に早く、うまくなります。
ただ・・・文章を書くこと自体がうまくなるかというとそんなことはない気がします。
webライティングで好ましい表記とかは知れるので、そういう面ではスキルアップするといっていいと思いますけどね。
ライターとしてのスキルがあがるわけではありません、そこは所詮はキュレーションライター。
実績を得られる
クラウドソーシングで仕事を取る上では、これが一番のメリットだと感じます。
「評価なし」と「評価1つあり」では雲泥の差なので。
ただ、実績を積み重ねるだけなら、継続案件じゃなくて単発案件でも良いのですよね。
といっても、1件獲得するのにも時間はかかるので、やはり継続案件の方がありがたいです。
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キュレーションライターのデメリット
- 1本でやっていくのは難しい
- 時間を奪われる
- テーマによっては苦痛
1本でやっていくのは難しい
わたしは無理だと思いました。毎日やる作業として考えると、3,000文字の記事を1時間でかけるとしても、1日10本もかけません。わたしはあれを10時間毎日やったら発狂しますw
実際は2,000文字書くのに2時間近くかかったりすることもありますし。
それにもし作業的にはやれるとしても、そんなに依頼をもらえません。
空き時間をお金に換えられるというのが魅力なのであって、メインでやるには効率がわるすぎます。
時間を奪われる
書いた記事はライターのものではなく、キュレーションメディアのもの。手元に残るのは端た金と、クラウドソーシングの実績、ちょっとしたキュレーションスキルアップ。
少なくとも毎月20時間は費やしているはずなので、1年間で240時間を無駄・・・ではないですが、生産性の低い作業で浪費することになります。
自分で受けているので、奪われるというとちょっと違いますが、おもったより時間がかかります。
それに、加えてチェックも修正指示も人がしますので(コピペチェックツールとかはつかってると思うけど)、こちらの立てたスケジュール通りには事が運びません。
テーマによっては苦痛
ブログは、書きたくないことを書く必要はありませんが、お金をもらう以上はそんなことも言っていられません。
振られるテーマによっては、「こんなんまとめたって誰も読まないだろ・・・」とか「オススメしようがない・・・」なんてこともあるので、そういう時は非常に苦痛です。
最近では、メカのように心を殺して書くようになりましたが、最初のうちはタイピングが進まず何時間もかかるなんてことがありました。
好きなテーマを書かせてくれる案件だけに絞るという方法もあるのかもしれませんが、本数は少なそうですね。
総評
というわけで、メリットとデメリットを書いてみましたが、総評としては以下のような方はやってみる価値が十分にあると感じます。
- ブログを書いているのに稼げていない人
- 時間が有り余っている人
- もうちょっと収入を増やしたい人
ブログを書いているのに稼げていない人
書いてるのに成果が出ないというのは、なかなかしんどいですよね。WELQは特殊だったんだと思いますが、それ以外のメディアでもSEOを意識したライティングなどは学ぶ事ができますし、文章を書いてお金にするという経験を積む事ができます。
また、新しい経験がそのままネタにもなるかもしれないし、稼ぐヒントになるかもしれません。
試しにやってみるのもわるくないかも。
時間が有り余っている人
非常に向いていると思います。まあ、有り余ってるならプログラミングとか勉強した方がいいと思いますが・・・。
もうちょっと収入を増やしたい人
これは、空き時間を利用して収入を増やしたい人。無理のない範囲で受ければ、収めた分は確実にお金になるのでオススメです。
おわりに
半年間やってみておもったメリットとデメリットを書いてみました。
で、12月で契約がきれたので1月からどうすることにしたかというと、キュレーションライティングの時間をブログ更新に当てることにしました。
今までキュレーション記事のライティングに当ててきた時間をブログに使っていたら、そっちの方が稼げていたということはありませんが、キュレーション記事をいくら書いても、財産にはなりません。
ブログは、もはや財産です。
営業ツールとしてもわりと役立つようにもなりましたし、多くはありませんが毎月確実に収入をもたらしてくれます。
1記事いくらもいいんですが、わたしはそれよりも毎日何百円かを生み出してくれる記事をたくさん書いていきたいです。
まあ、経験してみなかれば分からなかったことが多いので、やはり経験には価値があるな〜と実感しました。
ライターではなく、ブロガーとして稼ぎたい人が、まず読むべき本はこちらの2冊。
超オススメです。
こちらは経験者向けのライティング専門のクラウドソーシングです。