10年間歯周病に悩まされた僕が歯周病を克服した方法

歯周病・口臭予防

ふと、わたしが長いこと歯周病に悩まされていたことを思い出したので、記事に書くことにしました。

今は悩まされていません。

 

歯周病は治らない!一度でも歯周病で歯医者に行ったことがある方はこの事実に衝撃を受けたことでしょう。

わたしもそうでした。

 

しかし、デンタルプラークバスターという聴きなれぬ治療を行ってからというもの、歯周病の進行がおさまり、定期的に痛むこともなくなりました。

 

治療を行ってから2年以上経ちますが、一度も痛んだことはありません。

 

そんな体験談をご紹介したいと思います。

 

歯周病は虫歯よりこわい、本当にこわい

歯磨き粉のTVCMでも歯周病という言葉は耳にするので、聞いたことがない人はほとんどいないと思います。しかし、聞実際どんな症状なのかしっていますか?

歯周病は怖い病気なのです。実際、虫歯より怖いと思います。

 

歯周病とは?

歯周病は歯肉炎・歯周炎の総称で原因は歯周ポケットという歯と歯茎の間に潜む細菌。気づかぬうちに進行し、放っておくと最悪の場合、歯が抜けてしまうという非常に恐ろしい病気です。

歯周病の症状

歯周病の代表的な症状としては以下のうようなものがあります。

  • 歯茎が腫れる
  • 歯茎から血がでる
  •  しみる
  • 歯が伸びた感じがする
  • 歯がぐらつく
  • 虫歯と違う歯の痛み
  • 口臭

 

初月68%OFFで返金保証つきの口臭予防マウスウォッシュ

歯を支える骨が溶けてゆき最悪歯が抜けてしまうこともあります。

 

「年寄りがなる病気でしょ?」って思ってる方は多いと思いますが、

答えは「ノー」

若くてもなります。

「虫歯にもなったことないし、歯丈夫だから平気でしょ?」って思ってる方も多いと思いますが、

答えは「ノー」

虫歯がなくてもなります。むしろなりやすい。

そんなわたしは若干26歳で歯科医に歯周病と診断されました。

 

言われなきゃ気づかない歯周病

歯医者に行った原因は、歯が痛いから。

歯茎が腫れて痛い状態から始まり、数日後には上の歯と下の歯が触れるだけで痛い状態になりました。

このまま放置しても痛みがおさまる様子もないので「こりゃ虫歯だな」と思い歯医者へ。

 

歯が痛いので歯医者に行ったが虫歯は1本もなかった

歯のレントゲンを撮ったところ虫歯は無し。

「オヤ?」と思っていたわたしへ、歯科医が申し訳なさそうな顔をして一言。

「お若いので信じられないと思いますが、歯周病ですね。それも割と進行しています」

え〜!!ショック!!

毎日、朝と寝る前の歯磨きはしているし、1年前に歯医者で虫歯治療した時は何もいわれなかったのに!

 

歯周病は治らない、ただし進行を止めることはできるとのこと

話を聞くと、治す事は出来ないけれど進行を止めることはできるとのこと。

まずは歯医者にて普段のように歯磨きをさせられました。

その後、小学校の時に歯磨き出来てるかのチェックで使った記憶のある歯垢を染めるピンクの錠剤をカミカミ。

すると….歯の隙間、奥歯の奥の奥に磨き残しが!

これからはちゃんと磨きますので、どうかこの痛みを止めてください!なんでもします!!

で、話を聞いてみたところ非常につらいお知らせ。

どうやら即効性がある治療というものは無く、炎症が治るのを待つしかないとのこと。それまでの応急処置として、噛み合わせを調整することと痛み止めを出すことくらいしかできないらしい・・・。

非常についらいけど、ないなら仕方がない。

 

これ以上悪化をさせないためにも、おとなしく歯磨き指導を受けました。

所謂プラークコントロールするための方法を教えてもらったのです。

 

具体的には、やわらかい歯磨きで隙間を1本15秒ほどかけてブラシを小刻みに動かして磨き方。

hanoblog.com

 

これまでは硬めの歯ブラシでガンガン磨いて生きてきたけど、あれは良くなかったのか…..

これからは心を入れ替えて、柔らかめで1本1本じっくり磨こう。

 

そして数日後。

 

腫れがひいて痛みもだいぶおさまったので、もう一度歯医者へ。

これなら次の処置ができる!ということで、歯石を除去してもらいとりあえず1回目の通院生活は終了となりました。



歯茎から頻繁に血が出る人は要注意!歯周病の自覚症状について

虫歯だと思って歯医者にいったら歯周病と診断されてしまったのだけれども、自覚症状がまったくなかったかというと実はそんなことはなかったことに後から気づきました。

上に書いた症状のうち、「歯茎から血がでる」はたしかにありました。

毎日歯磨きするたびに血が出ていたし・・・

だからと言って、歯周病だとは思わなかったんです。

 

そして、「歯がぐらつく」。これもありました。

なんか奥歯がぐらついている気はしたけど、ぐらついていない状態の時をよく覚えていなかったので気にもしていませんでした。こんなもんかな〜と。

そして、一番わかりそうな「口臭」については、みんながみんな臭うわけではないのと、当時は超ヘビースモーカーだったのもあり、まったくわかりませんでした。

 

この「自覚症状が無い」(気づきにくい)というのが歯周病の一番恐ろしいところだとわたしは思っています。

それもひとえに歯周病に関する情報が世間にまだまだ広まっていないからだと思います。

 

 

 

いつしか放置状態に、そして8年後

さて、面倒な歯磨きを来る日も来る日も続けるわたし。

1年に1回くらいの頻度で腫れ、痛みはやってきますが、歯周病が原因ということはわかっており、歯医者にいっても何もしてくれないということもわかっているので歯医者にいったりはしません。

ただ、丁寧に歯を磨いて腫れと痛みが治るのを待つだけ。

そして、8年ほどの時が経過したころ久しぶりに耐えられない痛みがやってきました。

歯もグラグラ。

「いっそ、この歯を力まかせに引っこ抜いたら楽になるんじゃないか」そう思うくらいの痛み。

 

仕方ないので、歯医者にいきました。

前回からどれくらい進行しているかはレントゲン写真を見た感じではわかりませんでしたが、少なくとも良くはなっていません。当然といえば当然。

そして、8年前と同じように歯磨き指導と歯石除去をしてもらいました。

なんやかんやで時後観察も含めて半年ほど通院し、保険適用外の薬を処方されたりとかして、トータル3万円くらいかかりました。

そういえば、この時通院していた歯科で1つだけ前のところと違うことを言われました。

 

柔らかい歯ブラシはあまり良くないと。

 

ええー!!今更!?

なんでも、炎症を起こしてる時には柔らかい方がよいけど、普段磨くには良くないそうです。

もっと早く知りたかった・・・(ちなみに最初に柔らかい歯ブラシを勧めた歯医者は閉院しました)

 

転機:歯周病は治るということを知る

例のごとく痛みがやわらいだので、その後1年半ほど、普通に生活をしていたんですが、ある時知人がこんなことをいっていました。

 

知人「この前、知人の歯科医に歯周病検査をしてもらったんだ。菌いないってわかってよかったよ」

わたし「よかったですね。僕、歯周病なんですけど治らないから辛いんですよ」

知人「え?治るっていってたよ?」

わたし「なんですとー!!!」

聞けば、歯周病治療に力を入れている先生とのこと。

これは、会って話してみたい!ということで、知人に紹介していただき歯周病検査を受けることにしました。

 

一般的な歯医者とは異なる科学的な歯周病検査

歯周病の治療で歯医者に行ったことがある人ならわかると思いますが、

  • レントゲン写真を撮る
  • 口内の写真を撮る
  • 歯周ポケットの深さを調べる

の最初に歯医者に行くとこの3つは確実にやりますよね。

ここまでは今までに通った2つの歯科と一緒です。

 

違ったのはここから。

 

一般的な検査の後に、

  • 特殊な機械で歯周病菌の数を診る

ということをしてくれました。

 

これにより歯周病菌の存在を確認、つまり歯周病かどうか口臭がどの程度かを数値化してみることができるようになります。

そう、歯周病は菌なんですって!

つまり菌がいたら歯周病、菌がいなかったら歯周病じゃないってことです。

 

もしプラークコントロールで進行が止まったとしても、菌がいる限りは悪化する可能性はある。

対して、菌がいなければ悪化する可能性はない。(また歯周病菌がどこかから入ってこない限りは)

 

ということを懇切丁寧に教えてもらいまいた。

 

で、特殊な機械を通してみた結果、大量の歯周病菌が確認されました。

実際にみせてもらいましたが、背筋がゾッとしましたね。

 

画像をお見せできないのが残念ですが、ザ・菌といわんばかりの細長くウネウネした物体が元気に動きまわっていました。

 

そして、口臭。

 

口臭も自分では気づきにくいのでこの10年間はマウスウォッシュをしたりして気をつけてきたのですが、運良く○。

 

この数値以上いっていると口臭が気になるレベルという閾値(しきいち)があり、その数値よりは下回っていました。

誰にも迷惑をかけていなくてよかった・・・

 

ちなみみに口臭の原因として胃腸の不良をあげる人もいますが、80%以上は口腔内が原因と言われているそうです。

そして、その口腔内の口臭の元となる原因のほとんどが歯周病・舌苔(舌のよごれ)だそうです。



歯周病菌を無くす為の治療前のレントゲン写真

治療後に先生にお願いしてブログに掲載するためのレントゲン写真をお貸しいただいたのえ掲載します。

こちらは治療前に撮った写真。

f:id:dagasoregae:20160610114315j:plain

赤丸で囲った部分が一番歯周病が進行しているところでして、歯と歯の隙間が黒っぽくなっています。

つまり歯周病の進行により骨がとけてしまっているため、レントゲンでなにも写っていないということです。

 

デンタルプラークバスターによる歯周病治療(除菌)を決意

ここから治療にうつってゆくのですが、その前に今回お世話になった新宿三丁目北歯科とそれまで通った2件の歯科との違いをまとめておきましょう。

新宿三丁目北歯科普通の歯医者
診断・レントゲンで進行具合を確認

・歯周ポケットの深さで進行具合を確認

・炎症具合で進行具合を確認

・歯周病菌をみて進行具合を確認

・レントゲンで進行具合を確認

・歯周ポケットの深さで進行具合を確認

・炎症具合で進行具合を確認

治療の方針歯周病菌そのものを除菌 歯磨きで歯周病菌を減らす

 

ちょっとお高めの治療費とデンタルプラークバスターという強そうな名前の治療法

さて、では具体的にどんな治療をするかというと、中性の高濃度低分子次亜塩素酸水を利用して一度にすべての歯周病菌(デンタルプラーク、バイオフィルム)を除菌する方法を用います。

デンタルプラークバスターという名前だそうです。

歯周ポケットを1本1本丁寧に洗い流し、歯石も同時にきれいに取るこの方法はわずか1日(2時間くらい)ですべての歯の除菌が完了します。

残念ながら保険適用外ということでお値段はちょっとお高めの108,000円。

ちょっと怯む額ですが、よーく考えました。

 

定期的に痛んでその都度通院し、2〜3万かかることを考えると、「ここで10万かけて治療しておいた方がどう考えても良い」と思い、清水の舞台から飛び降りるつもりで治療を決意しました。

実際放置してたら、悪化間違いなしですからね。

 

デンタルプラークバスターで歯周病除菌後の劇的な変化

1日で除菌を終えるので特に通院は必要なし。

治療後1ヶ月間ほど支給される特殊な液体で毎日歯磨き後にうがいをするように言われますが、やることはこれだけです。

 

そして、1ヶ月後に再び通院し、菌がいないことを確認し、治療終了。

ウヨウヨいたおぞましい歯周病菌が綺麗さっぱりいなくなっている絵面は見ていて気持ちよかったです。

 

そして、しばらくの間は朝起きたときに歯周病が治ったことを実感。

それまでは、朝起きると口の仲がネバネバしていたのですが唾液がサラサラになりネバネバを感じることがなくなりました。

どうやら、菌が多いとネバネバするみたいです。

 

半年後の検診で骨が復活するという驚き体験

治療から約半年たつころに先生から連絡がきて、定期検診に行ってきました。

経過は良好。

そして、レントゲンをまた撮ったのでみせてもらったところ驚きの結果が

f:id:dagasoregae:20160610115701j:plain

治療前に撮ったレントゲン写真では骨が溶けて黒くなっていたところに、しっかり骨が確認できます。

これはかなり衝撃的でした。

先生が言うには、完全に溶けていたわけじゃなくて溶けかけでカルシウムが減ってるからレントゲンに写らなかったそうで、菌がいなくなり進行が止まったのでカルシウムが増え復活したとのことでした。

骨粗しょう症みたいな感じでしょうか。

 

虫歯にならない人ほど歯周病になりやすい

一般的に虫歯にならない人ほど歯周病になりやすいと言われています。

先生にきいてみたところ、すでに菌がいるところに新たな菌が入っていっても増えにくいからとか、虫歯ない人は歯医者にそもそも行かないからとか教えてくれました。

実際わたしも虫歯はすくなく歯も丈夫だけど歯周病でした。

ただ、明確な相関関係があるわけではないようです。

あとは、虫歯とは関係ないですが、噛み合わせは歯周病に大きく関係しているそうです。

歯ぎしりをするような方は要注意。

 

まとめ:歯周病は治るし、進行を止めることもできる

完全に溶けてなくなってしまった骨は、当然もとには戻りませんので骨を直すことはできませんが、歯周病自体は「治る」のです。

歯周病=治る、という表現をしてしまうと骨も元に戻るイメージ(誤解)が広まっていまうのであえてそういう表現をしないのでしょうね。

 

わたしはかなり歯周病が進行していたので、10万円を超える治療をうけましたが、そんなに進行していない状態ではなかなか高額の治療に踏み切れない方は多いと思います。

そういう方は、進行を止めることはできるのでそちらに力を注げば良いでしょう。

 

予防としては、

  • 毎日の丁寧な歯磨き(フロスも使う)や歯周病予防に効果のあるマウスウォッシュなどを使ったセルフケア
  • 定期的な歯科検診とクリーニング

をすると良いでしょう。



 

まずは歯周病の怖さを知りましょう。

そして、若くても歯周病になるということがもっと世間に広まると良いと思います。

歯茎から血がでたら注意のサインと先生は言っていました。

あとは口臭が気になる方は歯周病の可能性はあるかもしれません。口臭の原因は歯周病以外にも内臓の疾患、口呼吸など色々あると言われていますが気になる方は一度検査を受けてみると良いと思います。

 

わたしが治療を受けて歯周病がよくなった後に、知人に口臭で悩んでいる女性がいたので、こちらの新宿三丁目北歯科を紹介したころ検査で歯周病菌がいることがわかったそうです。

これまでなにをやっても改善しなかった口臭がデンタルプラークバスターをやったところすっかり改善し、大変よろこんでいました。

 

他人の口臭をズバッと指摘するような人はほとんどいないので、なかなか誰かが教えてくれるということもないと思います。

その場合、自分で気づくしかないですが、他の人が自分の息をどう感じているかなんてわからないので、やはり自覚するのはなかなか難しいのではないでしょうか。

気になる方は、家族にでも聞いてみるとよいでしょう。

 

歯周病がよくなったあともセルフケアはもちろん続けています。

こちらのゴッソトリノというマウスウォッシュは、リステリンなどのマウスウォッシュに比べて刺激が少なく、小分けにされているので使いやすく、汚れの元となるタンパク質を分解する効果があるので気に入っています。

 

初月68%OFFで返金保証つきの口臭予防マウスウォッシュを試してみる

[btn class=”lightning big bg-yellow maru”]汚れがみえる新感覚マウスウォッシュをお得に体験する[/btn]

 

 

・デンタルフロス

・電動歯ブラシ

・隙間磨き用のブラシ